センチュウ害対策事例:有機栽培を実現!サンビオティック農業とは

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センチュウ(線虫)とは?ネコブセンチュウ、ネグサレセンチュウ・・・

キタネグサレセンチュウ センチュウをご存知ですか?
 センチュウとは、漢字では「線虫」と書き、字のごとく細長い虫のことです。左の写真を見てもらうと分かりますね。あるアンケートでは、 農家の最も困った問題のトップはセンチュウだという統計があるほど、厄介な害虫です。

 しかし、センチュウというというと悪いイメージがありますが、センチュウには大変種類が多く、土壌センチュウもいれば、 地上に生息するセンチュウもいますし、自活性センチュウという善玉センチュウもいれば、寄生性センチュウという悪玉センチュウもいます。 特に、農業は、寄生性センチュウ(ネコブセンチュウやネグサレセンチュウ、シストセンチュウ)との戦いと言われます。

 重要なことは、土壌中の善玉センチュウと悪玉センチュウのバランスと密度の問題です。 実際に作物にどのような被害があるのでしょうか。  ネコブセンチュウ
ゴーヤーのネコブセンチュウ







ゴーヤーネコブセンチュウ2ゴーヤー根コブ線虫3







 こちらは、ゴーヤーのネコブセンチュウです。メロンやスイカ、トマト、カーネーションなど様々な作物の根に寄生し、 根の中に卵を産み付けることにより、土壌中で爆発的に増加していきます。写真のようにひどい場合は、 当然収獲は絶望的で、 次第に枯れていきます恐ろしいことです!  
イチゴネグサレセンチュウ こちらは、イチゴのクルミネグサレセンチュウの初期症状です。 左の株は白い根が見られるのに対して、右側の株は、根が黒いですね。ネグサレセンチュウは、口からとがった針を出して根を攻撃し、 やがて根は黒く変色し壊死していきます。新しい発根もできない場合には枯れていきます。 

 

 センチュウは、土壌中の虫ですから駆除・消毒する方法があります。農薬で消毒したり、太陽熱で消毒したりする方法があります。しかし、 当然のことですが土は、隣の畑ともつながっていますし、消毒が行き届かない深い土層ともつながっています。 そこから進入してくるセンチュウを抑えきれないことがあるのです。そして恐ろしいことに、定植後に発病したセンチュウ被害に対して、 農薬などで対処する方法はありません。一般的には、圃場全体に蔓延し、 枯れていくのを待つだけしかないものです。

 センチュウ対策は、土壌微生物相の改善が基本です。サンビオティック農業では、 土壌微生物相を改善すること、 健全な発根を促すことで、 十分にセンチュウ被害を軽減することができる方法を開発しています。 サンビオティックならではの、センチュウと共生する技術をご紹介します。

鹿児島大学と鹿児島経済連との産学官共同研究 ネコブセンチュウと増収

 鹿児島県では、ゴーヤーのネコブセンチュウ被害がひどく、産地の振興の大きな障害となっています。サンビオティック資材では、 ゴーヤーのネコブセンチュウの被害を軽減し、収量を増加させるために、鹿児島県経済連と鹿児島大学農学部との産官学共同研究を行っています。
 Ref:http://www.karen-ja.or.jp/cgi-bin/skeleton/SkinView.cgi?mode=1&cid=1&id=886&html=./detail_01.html&link=1

 サンビオティックの微生物資材と補助資材を利用して、土壌微生物相を改善し、またネコブセンチュウの攻撃を受けても、 それを超える発根を促しダメージをカバーすることで、ネコブセンチュウ被害の軽減と増収を達成するのが目的です。

ネコブセンチュウ被害の根(ゴーヤー) この写真は、12月に農業改良普及所の方が掘りあげたゴーヤーの対象区の根です。 この対象区は前作に、センチュウトラップのためにソルゴーを栽培したあと、テロン(DD剤)でのセンチュウ消毒を実施した区です。

 ご覧の通り、無作為に掘りとった根の5本のうち3本はひどいネコブセンチュウ被害を受けていました。 ここまでの被害があれば当然ですが、定植後2ヶ月程度から根の生理が阻害され、水や栄養を供給できないために、葉はしおれ黄化し、枯れてゆきました

 ソルゴーとの輪作、土作りから、万全の対策を行ったはずですが、結果は失敗でした
  センチュウ被害のなかった根(ゴーヤー)
 これに対し、こちらがサンビオティック栽培の試験区です。 ソルゴーによるセンチュウトラップはしておりませんが、菌力アップで馬糞堆肥を製造し、 施用しています。堆肥での土作りからやった成果か、無作為に掘りあげた5本とも、ほとんどセンチュウの被害は見られずきれいな発根状況が確認されました。 掘りあげたものの中には、ネコブのついている物もありましたが、いずれも軽微で、明らかな差があることが実証されました。 これだけ健全な発根・根張りがありましたので、栽培については、通常は栽培が終わる11月末まで、しっかりと収獲できる状況でした。 その結果、対象区に対し著しい増収を記録しました。

 この現象の分析については、鹿児島大学で分析しているところですが、総合的な微生物相の改善、 自活性センチュウと寄生性センチュウのバランス、発根促進の結果だと考えられます。サンビオティックでネコブセンチュウの被害軽減に対して、 一定の成果が出たものと高く評価していただいております。今後のさらなる使用方法・活用法の技術向上を推進してゆきたいと思います。

今回の試験で使用した資材は、次の通りです。
菌力アップ糖力アップ「潅注用」鈴成(すずなり)

センチュウ害対策事例 H19.3 鹿児島吉田地区 菌力アップ施用

前年ネコブセンチュウ害でゴーヤーを枯らせた圃場。
農業経営に直結する問題だけに、「今年こそはネコブセンチュウを抑える!」と、地力アップ、菌力アップで土ごと発酵させ、 土壌環境の改善を図った。

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見事な初期成育で、「これまでのゴーヤー栽培の中で一番良いでき」と生産者の方も笑顔が絶えない。
定植後も菌力アップの継続的な施用で、最後までネコブセンチュウ害は見られなかった。

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