サンビオティック体験記

アスパラガス 土の再生事例

植物を育てるうえで一番大切な土作り。植物を生かすも殺すも、まずは土作りかもしれません。
土づくりの重要性を象徴する事例を紹介します。

ある日、「枯れかけたアスパラ畑があるから、見てくれないか」とのご連絡があり、見に行くと3月初旬にも関わらず、ひょろひょろとした春芽がポツポツと出ているだけでした。
この畑では3年前から急に生長が悪くなったそうです。土を見てみると固くて重い、生命力を感じない土でした。
話を伺うと、どうも原因は水はけの悪さと化学肥料の大量投入。それにより、土が死んでしまったのではないか、と想像しました。

土を生き返らせる為、純植物性堆肥「五穀堆肥」を10t/10a、そして3日に1回の好気性微生物「菌力アップ」の潅水を行います。

結果はすぐに現れました。

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1週間後には、にょきにょきと力強い萌芽が始まったのです。植物は強い!そう実感しました。

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良い芽を出し始めたアスパラ。今年は株の回復を優先し、来年に向けて育てます

サンビオティックが目指す、生きた土作り。
豊かな微生物が植物と助け合って育まれる土作りが、この短期間に実践できたことはとても嬉しいことでした。

さらに、もうひとつ嬉しいことがありました。
土壌微生物多様性・活性値を世界で初めて数値化し、評価するシステムを作ったディージーシー総合研究所
先日、このアスパラ畑の土壌を分析していただいたところ、なんと!最高評価の分析結果を頂きました!

微生物の多様性およびその活性度で評価したところ、全国のあらゆる畑と比較して、最高評価の上位2%に相当するとの結果です。

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この2,305,409(偏差値92.0)という数値を全国のあらゆる畑と比較すると、平均が偏差値50.0ですから92.0は入試なら東大レベル以上という事です!

わずか数週間で、これほどに土を生き返らせることができるんですね。
新しい発見でした。