サンビオティック体験記

イチゴの萎黄病(いおう病)対策事例2

どん底から這い上がった萎黄病イチゴの大復活

菌力アップを使用した、萎黄病からの回復事例をご紹介します。

「もう3年間、萎黄病でどん底をあじわったよ。」
そうしみじみと仰ったのは、鹿児島県でイチゴ栽培をしているNさん。

Nさんとの出会いは、営農指導員のYさんの紹介でした。
Y指導員は、Nさんのあまりに過酷な状況を見て、もう後がないと思っていました。

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なにしろこの圃場、3年連続して圃場の2/3が萎黄病で枯れていくという惨状だったのです。

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もちろん、毎年土壌消毒をしていましたが、萎黄病は収まるどころか、年々ひどくなっていたのでした。

Y指導員はNさんを何度も説得し、とにかく菌力アップを試してみてくれと強く念を押しました。
この3年、あれこれ試しましたがすべてダメ。他に方法はありません。

ようやく意を決し、「菌力アップを試してみたい」と、連絡を受けたのは12月上旬の事でした。

この写真が、その時の状況です。萎黄病であちこちに欠株があります。
矮小化している株も大変多く、株の生育はデコボコです。
このままでは、萎黄病は蔓延して、枯れていくのを待つだけという状況です。

「これでダメなら、あきらめんばしよんなか!」寂しそうな顔を見せるNさん。
一通りの使い方を伝え、ひそかに強い祈りを込めて畑を後にしました。

まず応急対策として菌力アップ10Lを3日おき5回潅水
その後は菌力アップ5Lを7日おき潅水継続しました。

2週間後、生育が揃ってきた

2週間ほど経ったでしょうか。Mさんからの電話が鳴りました。

「どうも良かごたるよ!株の変わってきたばい!」
よっしゃー!手ごたえありです!何とかなるかも知れんと、喜びがこみ上げてきました。
その後の生育は、見る見るうちに良くなってきました。訪問するたび、Nさんの声もどんどん明るくなりました。

2月中旬、厳冬期ににも果実はびっしりと成り込み、毎日出荷

2月中旬、あれからわずか2ヵ月です。

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欠株部分には、刺していたランナーが見事に生育し、もう他の株と変わりがありません。
葉の光沢状態、果実の成り方は、もはや地域でもトップレベルの圃場と変わりません。
そして、問題の萎黄病は、もう見る影もありません

「菌力アップのお陰で、本当に助かった。本当にありがとう。」
大変厳しい状況を乗り越え、生産者の真剣な思いが実を結んだ、サンビオティックにとっても嬉しい事例となりました。