アスパラガス 発根促進・増収事例

見事な貯蔵根に指導員さんもびっくり

アスパラガスは、非常に根を大切にする作物ですね。
発根促進の事例として、佐賀県でJA指導員もその生育に
驚くようなアスパラを育てているYさんの事例をご紹介します。
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佐賀県は、アスパラガスの生産量全国2位を誇る大変レベルの高い産地です。
アスパラガスは、十数年にわたり植えっぱなしの栽培法ですが、
定植1年目というのはその後の栽培を左右する大変重要な時期になります。

1年目、まずは春に苗を植えます。それから、冬まで7~8か月もの間、
株と根を育て、栄養を貯えることに時間を費やすのです。

夏の間の同化産物を、いかに根に貯蔵できるかが、
春からの収穫量に直結することになります。

菌力アップで株から30cも離れたところまで太い根が!

Yさんは、数年前までなかなか収量が上がらないことに悩んでいました。
「何か良い発根促進の資材はないのか・・・」

いつも問題意識を持ちながら、いろいろ試した結果、
行きついたのが「菌力アップ」でした。

玉ねぎでの発根作用を目の当たりにし、これだけの発根作用があれば、
いろいろなことに試してみたい!勉強熱心なYさんの情熱に火が付きました。

先日、12月寒くなったころにYさんの圃場に伺った時です。
「見てください!これ、今年の春に植えた1年目の苗ですよ。
すごかでしょ!?」と興奮気味に畑を見せてくれました。
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確かに、上の写真、1年目とは思えない茎の強さ、太さです。
L~2L寸の茎が力強く湧き出しています。

急に寒くなり、近隣の圃場は枯れこんでいる時期だというのに、
Yさんのアスパラは体力があるためか、この通りまだ光合成を行っています。


「ちょっと掘って見せましょうか?」とYさん、土を掘りだしました。
「どうですか!根の張りが半端やないですよ!
やっぱり菌力アップの放線菌がよかごたるです。」

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この株、まだ1年目というのに、株元から30cmも離れたところに
太い貯蔵根が何本も走っています。

「この根っこ、やばいでしょ!糖度の24度もあるとですよ!

たしかに、根の糖度が24度もあるというのは、驚異的です。
通常アスパラの根は、優秀な農家さんでも20度、ふつうは15度程度と言われます。


Yさん、もう一つ面白いことを教えてくれました。
「今年夏ごろ、振興局の方がきて驚いとったのが、土の微生物ですよ。
私の畑の土を分析したら、異常に微生物が多かったそうで、
いったい何をやったんですか?って聞かれましたよ。ははは。」

Yさんは、菌力アップを存分に使いながら、光合成の力を上げるために
鈴成と糖力アップも気に入って使っています。
これのお陰で、通常ではありえないほどの微生物が繁殖していたんですね。


年が明けたら、もう春芽がニョキニョキ

「私は年明けからすぐ春芽をとりたかですけん、資材はケチらんですよ。
土づくりも、加温対策も完ぺきにやらんとですね。」


Yさん、今年の寒い冬にもしっかりと対応し、なんと1月には春芽を
どんどん獲り始めていました。
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この寒さの中、昨年より出ているというから驚きです。
近隣の農家さんは、2月になってもなかなか収穫が始まらないというのに。。。

さあ、今年もYさん気合が入っています。
この調子で佐賀NO.1を目指してがんばりましょう!!

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