トマト 塩類障害対策、増収事例
大ベテランのトマト農家が今年も絶好調!成りすぎて困るよ(笑)
長崎県でトマトを長年栽培されているSさん。
4年ほど前からサンビオティック農業を導入し、
年々実績を伸ばしている生産者さんです。
生協向けに農薬を減らした特別栽培に取り組む
技術力の高いグループに属していて、地域でも有力な方です。
しかし、今年の環境は良くありません。
多くの農家からイチゴやトマトなどの果菜類は、ここ数年で一番悪いよ・・・
という声が聞こえてきます。
さすがのSさんでも今年は厳しいか・・・
Sさんの事が気にかかって畑を覗いてみることにしました。
天候不順でも出荷安定
「こんにちは~」ハウスに入ってみると、
わっ!目の前に大きくて美味しそうなトマトがゴロゴロと!
「Sさん、どうですか~?」心配しながら私が聞くと、
明るい返事が返ってきました。
「おかげで良かよ~。見てみんね、実がなりすぎて困っとるくらいよ。(笑)
いま17段目まで来たけど、最初からずっとこんな感じよ。」
「よそは、調子悪かみたいね。うちは天気の悪くても、
ずーっと切れ目なく出荷しよるよ。落ち込むどころか、
右肩上がりやもんね。12月はかなり出て、売上も最高やったよ!
はっはっは。」
すごいことです。九州地方は、秋の高温がたたって、
なかなか調子が上がらない生産者が多い中、
Sさんは最初からずっと安定出荷です。
しっかりと土づくり。塩類集積にも負けない!
Sさんは土づくりに五穀堆肥30袋と鈴成10袋を施用
作付け後は菌力アップ、糖力アップ、コーソゴールドを施用されています。
「成りすぎてもね、樹勢はぜんぜん大丈夫よ。
糖力アップが良かとやろうねぇ、トマトには特に良かごたんね。
いまはね、コーソゴールドとニガリばやって、
着色ば進めるごと頑張りよるところよ。」
Sさんの謙虚な口調には、なにか貫録のようなものが感じられます。
写真のように、トマトの葉は光沢があり、病気一つありません。
葉の色は、鮮やかなグリーンを呈しており、生育はビシッと揃っています。
「うちの畑は、塩類集積が結構ひどくてね、普通ならここまで出来んよ。
やっぱり、五穀堆肥と菌力アップで土づくりしたら間違いなかね。」
Sさんのありがたいお言葉に、思わず心の中でガッツポーズです。
でも、1.5haもの面積のトマトをこれだけびっしりならせ、
きっちり管理する技術はまさにプロ農家。
しかも、味はとってもうま味があって美味しいんです!
やっぱりSさんの技術のなせる業ですね。
「Sさん、今年は反収どのくらい行きそうですか?」とお伺いすると
「いや、まだまだこれからやけんね。
でも去年が20トンくらいやったから、今年もそのくらい行くんやない?
これからも、応援してくれんと困るよー!(笑)」
さすがです!Sさん。ますます元気に頑張ってくださいね。
この記事で使用した商品
微生物土壌改良資材 「菌力アップ」
土壌環境を改善し、有機物を強力に分解する土壌善玉菌を厳選して配合した微生物資材です。
強力アミノ酸液肥 「糖力アップ」
植物の生育を強力にサポートするアミノ酸やミネラルを豊富に含んだ有機液肥です。
高級発酵リン酸有機肥料「鈴成」
100%有機原料で、微生物の利用によりリン酸とカルシウムの肥効を高めた肥料。病気に負けない強い生育を助けると同時に、果実等の充実、品質向上、収量アップにも大きな力を発揮します。
純国産 「本格にがり」
最新鋭の製塩プラント(イオン交換膜透析法)で製造された、大変純度の高い純国産の本格的な「にがり」です。