生姜栽培 大雨に見舞われて根茎腐敗病が発生!そして、、、
根茎腐敗病対策に菌力アップが良いと聞いて。。。
この地域では生姜の栽培が盛んですが、生産者仲間が口をそろえて言うのは、根茎腐敗病の悩み。出始めると、もう気が気ではありません。どんどん広がっていく恐怖と、来年はこの畑では作られない、、、という悩み。根茎腐敗病対策が、生姜栽培の決め手といっても良い状況です。
ご存じのように、根茎腐敗病は以前は、臭化メチルという薬剤があり、非常に効果を発揮していましたが、この薬剤が使えなくなったために、根茎腐敗病対策には、皆さん頭を悩ませています。
Kさんは、昨年菌力アップを導入し、見事な成績を上げられました。やり方も簡単で、「これはいい!」と納得し、今年も菌力アップを使用しています。
今年の夏は、熊本県は大変でした。集中豪雨の影響で、球磨川は氾濫し、多くの死傷者が出たことは全国ニュースとなりました。この地域も、その集中豪雨に見舞われた被害地域です。本当に心配な状況のなか、新型コロナの影響もあり、なかなかKさんのところへお伺いすることができませんでした。
大丈夫、との連絡を聞いていたものの、やはり心配です。新型コロナも落ち着いた10月上旬、ようやくKさんの圃場に伺うことができました。
栽培を状況を伺うと、非常にうれしいお話を伺うことができました。
根茎腐敗病が止まった!
Kさんは、ニコニコしながら「こっちに来て見てみんですか。」と畑を案内してくれました。案外に元気そうで、ホッとしました。
遠くから見ると、とても生育の良い畑が見えます。「おお、さすがですね」なんてお話ししながら近づいてみると、あれれ、、、??
圃場の真ん中には、ぽっかりと禿げた部分が見えます。あれは、まさか根茎腐敗病??
「あれ、どうしたんですか?」
「ああ、気づいたですか。あれ、根茎腐敗病が出たとですよ。今年の大雨の後、やっぱり水のたまったところがどうしても出ましたね。」
「でも、やっぱり菌力アップは、すごか力があると思いましたよ。そのあと、驚いて菌力アップば、3回くらいやったですもんね。そしたら、全然広がらんで、止まったとですよ。」
素晴らしい生育と、驚きの根!
Kさんの圃場をあちこち、見せていただきました。
今年の大雨は、尋常な量ではなく、あちらこちらに、土砂が流されたところ、豪雨の爪痕が見えます。そんな中、Kさんの生姜は本当に生き生きとしています。
太く強い茎が何本も立ち上がり、葉の色、固さ、背丈、理想ともいえるような状況です。
「生育よさそうで、本当に良かったですよ!安心しました!」というと、
Kさん「今年も順調に育ったとは、菌力アップとコーソゴールドのお陰と思いますよ。周りの農家さんは、残念ながら20%くらい減収じゃないかって言ってますよ。でも、うちは去年と変わらず5トン(反収)くらいは獲れるんじゃないですかね?無事に収穫できそうで、本当に良かったですよ。」
豪雨で露わになった驚きの生姜のアレ!
「ここ、みてください。」
そういって、指さした生姜は、とても太い、生き生きとした茎が立ち上がっています。
「わあ~、やっぱりすごかですね!ほんと、力強かですよ!」とお答えすると
「いやいや、そこじゃなかですよ。ここですよ、ほら、これ!」
「これ、ワラに見えたでしょう?これ、生姜の根っこですよ!大雨で土の流されて、根っこの出てきたとですよ!」
「ええ!?これ根っこですか?うわ、気持ち悪いぐらいの根っこの量ですね!はあ、これはすごいです!」
よく見ると、本当に生姜の根がすだれのように、そうめんのように見えますね。一見、敷き藁かと思いましたが、本当に生姜の根でした。この発根量が、大雨災害でも、生育を維持し、収量(玉肥大)を良くした、まさに「根本」でしょう。
これが菌力アップの力でしょうか?
素晴らしい生育を見させていただき、そしてKさんもご無事で、本当に良かったと思います。